2009.大曲花火と東北旅行<8/22〜25>

片道乗車券+18きっぷで新幹線と特急を駆使し、いつもより少しリッチな旅を。
メインである大曲の花火大会以外にも素晴らしい展開の連続。


0〜1日目


今回は旅友達と一緒なので、上野で待ち合わせ。
寝台特急あけぼのに乗車。初めての寝台!
寝心地は想像していたよりも良かった。
外の天気は雨だったけれど、あのワクワク感は寝台特急ならでわ。
クロスワードなんかやったりして時間をつぶす。
いつかはトワイライトに…なんて思いながら就寝。

翌朝秋田に到着後、リゾートしらかみ(くまげら編成)で不老ふ死温泉と十二湖散策へ向かった。
リゾートしらかみはさすがの観光列車。途中の能代駅で本当にバスケのシュートイベントが行われた。
駅員総出で行われるこのイベントはシュートが入ると景品がもらえる。
私はもちろん…失敗しました。記念に景品欲しかったな。

十二湖駅へ向かうリゾートしらかみの車窓からは荒波の日本海が…。
天候不順の為、この後はレンタサイクルで沿岸を駆け抜ける予定だったが送迎バスで動くことに。

先ほどの曇天はどこへやら、不老ふ死温泉に着いた途端、晴れ間が見えた。
ここの露天風呂は一歩出たら海という立地で、風も気持ち良かったしお湯も最高。
宿泊客は日本海に沈む夕日を温泉に浸かりながら拝めるんだって。素敵ですね。

寝台特急あけぼのゴロンとシートリゾートしらかみ、くまげら編成

本当にやったよ…わかめラーメン不老ふ死温泉

温泉を後にし、鈍行列車で十二湖駅まで戻ってバスで湖周辺までく。
十二湖は青池が有名だけれど、個人的には沸壺の池が綺麗だった。
湖周辺には散策路が沢山あるので、全部廻るのには数日かかりそうだ。
でも久々に森の中を歩いたので楽しかった。
…足首が大量にかぶれたのは気にしないことにする。

五能線の鈍行生命の息吹を感じる!青池


散策路はこんな感じ沸壺の池

十二湖から駅へ戻り、帰りのリゾートしらかみ(?編成)を待つ間に時間があるので、森山海岸のガンガラ穴という場所へ。
昼からはずっと快晴だったので、綺麗な夕日が見れるはず!
色々と展望場所があり、一通り見て最後に向かったのが賽の河原というところ。
頂上へ着くと、日本海を見渡すことが出来る。絶景。
これが日本海か。 夕日が沈んでいく様は恐ろしいほど美しかった。

その後駅へ戻ると、まさかのしらかみ20分遅延が待っていた。
本当なら日没の瞬間が車窓から拝めたはずなのだが…少し残念。
秋田に戻ってからは色々と名物を食べ、宿でぐっすり明日の為に休みました。

象に…見えるはず素晴らしい夕日かな駅から見えた夕焼け


2日目。


この日は花火がメインなので、秋田をゆっくり出発。
宿の前には千秋公園の池があって、蓮と睡蓮が綺麗に咲いていた。
10時半頃の電車で大曲へ向かったが、この時間でも臨時便が出ていた。もちろん乗客の半分以上は大曲で降車。
会場へは早く着いたので、付近を散策してみた。 恐ろしい有料席の数だ。

トイレもこの時間は並ばずに入れるみたい。
早いツアーは既に14時頃に会場に着いている様子。でもこの時点では比較的近場からのバスが多かったかな。
我々は幸運なことに桟敷席が取れているのでA専用ゲートから突入した。
席は…申し分ないくらい素晴らしい位置みたい。
実は抽選でC席も当たっていたのだけれど、無事に遠方からの観覧者にお譲りさせていただきました。

千秋公園の蓮池バリケード張られた大曲駅手前イスC席、出店前無料席、更に前コンパネA席

荷物を置いて、会場外の体育館でやってる花火セミナーとやらに参加。
花火観賞師なる人が花火について説明してくれるのだ。
これがかなり面白く、綺麗な花火の見分け方や昼花火の解説などと、非常に為になった。
最後に数年前の大会提供の動画解説で終了。参加してよかった。
会場へ戻ると、いよいよ混んできた。昼花火が始まる頃になると、桟敷席もほぼ埋まる。

昼花火とは色煙や割物で競う花火。五号早打五発。夜と昼と27社が競うから見ごたえあり。
珍しいよね、昼花火。私は初めて見たけれど、快晴も手伝いとても綺麗だった。
色煙の太くて色彩がはっきりしたものが得点が高いって、セミナーで言ってた。
最後の方に上がった「雨上がりの虹」というのが個人的に好きだった。

A席はこんな感じ昼花火雨上がりの虹

いよいよ夜花火。 OPのナイアガラで歓喜!
10号割物、課題玉・自由玉それぞれ一発+創造花火(メロスタみたいな)で競うから、恐ろしく見ごたえあり。
昼花火もそうだったけれど、最初に標準審査玉があげられてそれと比べて点数を付けていく方式。
いやー綺麗だ。しかし、近すぎて灰が降ってくる。雨みたいに。

個人的には春よ来いの音楽で打ち上がった2番の斉木煙火のさくらが大好き。
早い順番の打ち上げだったから、空の下の方が群青色だったのが…いとをかし。
空の群青と花火のピンクとがマッチしていて素敵に感じたのかもしれない。

大会提供は言葉に出来ないぐらいの迫力。目の前すぎる。半ば寝っ転がって観みてた。
言葉では表せないので、見に行くべき。扇の仕掛けに歓喜!!
綺麗、とか語彙が非常に少ないけれど、この言葉しか出てこないの。
最後は対岸の花火師さん達に向かってライトでエールを送り、感動のフィナーレを迎えた。
後ろを振り返ると美しい光の波が。
やっぱりこれは感動だわ。なんだか涙ぐみそうになった。

夕焼けも綺麗だOPのナイアガラ大会提供の和火

こっからずっと大会提供視界におさまらない黄色も綺麗です

和火大好き終盤最後のトーチ振り

最終の新幹線の指定が奇跡的に取れたので、まったり会場を後に。駅では横手方面普通列車の長蛇の列が。
新幹線が遅れて宿に着いたのが2時前だったけれど、とても楽しかった!
桟敷席も申し訳ないぐらい素晴らしい場所だったし、天気にも恵まれるし、帰りも並ばずに帰れたし、指定席は取れるし…もちろん花火は素晴らしかったし…。
笑っちゃうぐらい完璧なスケジュール。
あとは、こんな不景気でも素晴らしい花火を上げてくれた大会関係者の方に敬礼!


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