2008.立山黒部二人→一人旅<9/5-9/8>-2-

画像が重いので分割。
立山を降りると下界の天気は良いようです。


9/7

5時に起きて散策する予定が、6時起床。というか、私初めて旅先で寝坊?したかもしれない(笑)
たぶん友人に起こされなかったらそのまま爆睡していたかと;
急いで支度をして朝食をとる。
出発間際に突然雨が降ってきて「またかよー!;」とテンションが下がるが、バス到着時には止んでいた。
ちなみにバスは前日予約が必要なので昨日のうちに予約済み。

この日も天気が微妙なまま、バスで美女平まで。
途中に称名滝を見下ろせるポイントにバスが停車してくれたりしながら、下へ降りていく。
遠くからでも迫力あったからたぶん近くで見たら…かなりの大きさだろうと予想される。
美女平から立山まではケーブルカー。
立山での地鉄への乗り換えは2分しかなかったので、乗車する人々はダッシュです。
友人は翌日から学校なので、ここでお別れ。急いで走って行きましたwほんとありがとう、気をつけてねー!
私はまだ日数に余裕があるので、この後もう一泊して帰ることに。
空気読めてなくてすいません(笑)

まず、先ほどバスから眺めた称名滝を目指すことに!
立山駅から20分ほどバスで進み、そこから20分ほど歩いた場所に滝があるみたいだ。
実は高原バスの途中の弘法平駅から滝までのハイキングコースもある(約2時間)ので、今度行くときはそっちの道で歩いてみたいと思う。

バスに乗っている間に、滝の下流にある「恒性寺の壁・悪城の壁」と呼ばれる大絶壁が見えてくる。
称名滝が侵食した跡であるそうだ。
うーむ、大迫力。

立山駅駅の隣にあった水大絶壁!

滝に着くと、そこには迫力のある大きな滝が!
落差350m!おおおおお。
滝つぼからは結構離れているのに、かなりの水しぶきが飛んできた。
涼しくて気持ちがいい。やっぱり滝はいいよねー。
旅先で滝を見るのが恒例ですな。
心優しいカップルのお姉さんにシャッター押してもらい記念撮影終了。

絶壁とススキ称名滝

滝で出逢った一人旅のおばさま(セレブな「おばさま」って感じだった)と喋りしつつ、バス停へ。
なんと、その方は今年で77歳なんだそうな!わ、若い!全然77には見えない。
そもそも、その歳で一人旅に行こうと思うなんて…素敵過ぎます。私もこんな風になりたいもんだ。
彼女はいつもなら熟年仲間と海外ツアーに年2回行くそうなんだけど、今年は計画が持ち上がってこなかったから思い切って一人で来たそうだ。
かなり旅されているようで、海外の色んな話を聴かせてもらって楽しい時間が過ごせた。かっこよかった。
結局、地鉄の乗換駅である寺田までご一緒してしまった。ありがとうございます。
寺田駅はローカルで素敵だった。
滝から一緒のカップルも何故か寺田で下車(笑)

宇奈月号…特急なのでこれは見送りw寺田駅てらだ

地鉄で宇奈月温泉まで行き、駅前の宿に泊まる予定なので、チェックイン前に宇奈月周辺を散策した。
駅の前には温泉噴水という噴水があり、観光客が写真撮影していた。…混んでるから後で撮ろう。
昼食がまだだったので、駅前で「牛むす」を購入した。個数のわりにお値段が高いんだけど、味はどうだろう?
とりあえずトロッコ電車の写真が撮りたかったので、やまびこ展望台というところを目指す。
だが、残念ながらやまびこ展望台には辿り着けず、山彦橋まで抜けてきてしまった。早く座って牛むす食べたいのに;
山彦橋の目の前には新山彦橋というトロッコの通る橋があるので、しばしトロッコが来るまで待機。
しばらくするとトロッコ電車が鉄橋を渡る瞬間が見れたのでパシャリ。
ちなみに新山彦橋には猿が出没していました。器用に飛び移るもんだ。

山彦橋と新山彦橋山彦橋から

せっかくだから宇奈月ダムまで足を伸ばしたんだけど、全く人がいませんでしたねw
とにかく腹減ったので途中のダム展望台でやっと牛むすを食べた。
ううううううまいっ!!絶妙なコショウ加減!もう一箱いける!
宇奈月発電所→宇奈月ダムという順に回ったが、発電所の脇にあった展示パネルには本気で吃驚した。
なんと、近づくと自動で解説しはじめるのだ!無駄に豪華だ(笑)…せっかくだからちゃんと最後まで聴いた。

宇奈月ダム牛むす←うまい発電所の説明コーナー←自動w
トロッコ宇奈月ダムへの道駅前の噴水

駅前に戻り、宿・フィール宇奈月にチェックインした。
本当に駅(地鉄も峡谷鉄道にも)に近いし、対応もとっても丁寧でよかった。従業員の方が皆さん親切でした。
翌日の荷物も夕方まで預かってくれたし、朝食がバイキングなのもグー。
宇奈月温泉に行く際は是非ここへ。安いし。
夕飯はついていないので、駅前の「河鹿」というお食事処へ。
24時までやってるので夜遅い到着でもご飯にありつける。一杯やるには絶好のロケーションb
カウンター席でお酒を飲んでるおっさんの間に座り釜飯を食した。
うまうま。せっかくだからほたるいかの酢の物も頼めばよかったかなー。
金銭的に自粛したんだけど、ここは食べてみるべきだったな!今度行ったときは色々食べてみよう。
ごちそうさまでした!
翌日は黒部峡谷鉄道のトロッコに乗車。




そういえば、今回は珍しくがっつり食事にありつけてる気がする(笑)


 

9/8

朝食はバイキング。あまり時間が無いので適当に済ます。
平日だけど、一応朝一で黒部峡谷鉄道トロッコ普通車両の指定席券を購入しておいた。
当日券発売開始時間は6:50。

宿に荷物を放置して、終点欅平まで。
36人くらい座れるトロッコの一車両を一人で満喫した。
朝だからか、トンネル内を通っているときの冷気がやたら寒かった…。
着てくる服を完璧間違えたかんじで41のトンネル、22の橋からなる全長20.1kmを75分間乗り切ったが…。
車窓からの景色は、霧がかかっていて神秘的である。峡谷というだけあり、対岸の侵食っぷりは圧巻。

今回、黒部に行って思ったけれど…本当に黒部川の電力開発ってのは物凄い努力と汗と涙の結晶なんだなぁと(笑)
よくもこの場所を選んだもんだ。そして見事に作り出した先人に敬意を。
前日に駅前の黒部川電気記念館に行って色々事前情報を入れていたので、かみ締めながらトロッコに乗ってた。
トロッコ内では見所ポイントになると放送が流れるので、見逃さずに済む仕組み。

トロッコ電車トロッコから見たダム石仏
後曳橋から欅平駅

まずは猿飛峡へ。
天気もよくなってきたし、川のみずみずしい空気を吸ってとても気持ちがいい。
なんだか岩が転がり落ちてきそうな歩道を進んで行くと、素晴らしい景色が!
かなり綺麗だった。写真は駄目w実際はもっと木々の緑と水のエメラルドグリーンが鮮明。
みんな…行ってね!

猿飛峡までの道のり猿飛峡猿飛峡・逆向き


次に河原展望台から写真を撮ったあと、足湯はスルーして奥鐘橋を渡り名剣温泉へ向かう。

足湯横の展望フロア奥鐘橋

名剣温泉は10時からだったようで、一番乗りだった!
川を眺めつつ露天風呂を堪能。ふぅ。極楽…。

欅平の風景名剣温泉露天風呂!


更に奥に、祖母谷(ばばだに、と読みます)温泉があるが…時間的に厳しいのでという言い訳をしつつ後戻り。
…本当は名剣温泉のすぐ先にある入り口のヘルメットに恐れをなしたからですww
帰ってから行けばよかった!と激しく後悔;
みんなは…行ってね!w
ちょ、注意書き(笑)

欅平から宇奈月方面へ。
鐘釣で下車。…正直…この駅は何も無かったwwwwwww
万年雪というものが拝めるらしいが、展望台に行ってみてもその影もない…。
…駅の地図に「大雨のため流出」と書いてありましたorz
川原露天風呂もあったので、ここで時間を潰した。
岩風呂と川原風呂があり、どちらも更衣室はテントが適当にはってあるだけwさすがにこれは足湯で。
後で駅員さんに「一人で来たのー?」「一人出来ましたーbアルペンルートは友達も一緒でしたけど」と話した時に、
「あそこに入るツワモノはあまりいない」と言われた。ですよねー。
あ、この駅員さんすごく格好よかったです(笑)
鐘釣三尊像万年雪展望台河原露天風呂

足湯につかりつつ岩風呂のほう

次、黒薙駅下車。
ここは黒薙温泉しかないので、もちろんこれ目当てで。
温泉よかったですよ。温泉に行くまでに結構危険な道を歩いていくんだけど、それがなかなか面白い。
温泉は地元のおばちゃんたちが先に入っていた。彼女達は先に出て行ったけど、駅で結局同じ電車になり色々と話した。
室堂〜弥陀ヶ原(一の谷ルート)歩いてきました、と言ったら…めちゃくちゃ吃驚されたw今度は雄山登りに来ますから!

いい感じの切符トロッコからの景色黒薙駅

温泉に向かう道から黒薙温泉・混浴露天風呂後曳橋を渡るトロッコ

その後は16時くらいまで荷物を預かってもらっていた宿にお礼を言い、地鉄に乗って帰路に着きましたとさ。
魚津でJRに乗り換えたときの空気の違いに笑いそうになった。
いままでアルペンルート内だとバックパックとか普通だったけど、魚津に来たとたん高校生集団が沢山いたんだもの。
「山行って来たのかなー」「すげー荷物」「立山じゃね?」みたいなことをヒソヒソ言われていた。ドンぴしゃりだがな!
電車は海沿いを走るので夕日が見えた!見えた、と言ってもブラインドが外せなくて(チキンw)端っこまくってチラ見してただけですが。
本当に綺麗だったよー。日本海に沈む夕日は絶景と聞いてはいたが、確かに。
で、新潟まで行ってムーンライトえちごに乗って無事帰宅。
えちごは、なんだかとても綺麗でしたよ。信州があまり新しくなかったからそう感じたんだろうか。

ふいー、楽しかった!
黒部立山とってもよかった!紅葉の時期と初夏、死ぬまでにはまた行きたいと思う。
今回の旅行は友人に多大なる感謝を!
一緒に行ってくれてありがとう。
また今度どっか秘境に一緒に行きましょうw


inserted by FC2 system